桜はすっかり散り終えてしまいましたが、花の季節はまだまだ続きます。
駐車場から坂を上っていくと、まず目に飛び込むのが鮮やかな黄色、ヤマブキの花。
山吹色という名があるほどの鮮やかな色合いは、春の緑と引き立てあいます。
艶やかな色彩を持ちながら花一輪はとても可憐。源氏物語の玉鬘の姫君を思い出します。
そんなヤマブキに添えたのは、爽やかな甘夏ワイン。
もうすぐ甘夏の仕込みの季節だなと思うと、手搾りの作業の日は工場周りが爽やかな香りで溢れていたのを思い出します。
爽やかさが持ち味の甘夏は、ワインになってもそのフレッシュさは失われません。
甘酸っぱいけれどさっぱりしたその味わいは、可憐ながらも芯の強い、玉鬘のような女性に似合うのではないでしょうか。
Twitter @kyohowinery
Instagram @kyohowinery